2024年11月25日、山口県社会保険労務士会様にて社労士向けのセキュリティインシデント対応机上演習を実施させて頂きました。
近年多くの士業向けクラウドサービスが普及し、これまで直接IT分野に関わる機会の少なかった士業事務所でも否応なくデジタル化やクラウド化の波に飲み込まれ、ともすると知らず知らずのうちに新たな事業継続の脅威にさらされる時代になっています。
特に社労士業務関連では、、昨年6月に業界のトップランナー的存在であったM社のサーバが攻撃を受け、ランサムウェアによって稼働停止に追い込まれたことにより、多くの社労士事務所やその顧問先企業に影響が出ました。
また多くの社労士事務所が特定個人情報等の機微な情報を日常的に取り扱っており、内部不正等でこれらが流出すると大きな信用問題となり、事務所の存続にも関わります。
こうした点も踏まえ、内部不正やランサムウェア感染等重大なインシデントが発生した際にどのように対応すべきか、また日常からどのようなことに気をつけたら良いかについて、具体的なシナリオに基づいたロールプレイを通じてグループワークを行い、実践的に学んで頂きました。
